第39回雅風展 報告 No5 (最終)
会場内の様子
新春盆栽大市(売店席)の様子
会場内で写真を撮る人々
第39回雅風展にご来場頂きましたお客様には展示場内での写真撮影を「他の来場者の方にご迷惑の掛からないこと」を前提に、カメラ・携帯・ビデオなどでの撮影を許可致しております。
ご覧のとおり、多くの来場者の年齢層からすると明らかに若い世代の方がその主になっているようです。盆栽(小品盆栽)に興味が有り、実物を見てその記憶を鮮明にするために撮影されていると感じます。ご自身の所有している盆栽の将来像(目標)として、またこれから作るべき物の参考にされていると思います。前回も少し提言させて頂きましたが、それらの映像(写真)をご自身の周り(ご近所やお仲間)の方との語らいにお見せ頂き、「盆栽の素晴らしさ・面白さ・可愛らしさ…」等の共感を広めて頂きたいと望みます。またそれらをWeb(ホームページ・ブログ…)・SNS(フェイスブック・ツイッター…)等に雅風展を訪れた感想とともに使用して頂き、協会の目的の「普及発展」に寄与して頂けましたら盆栽を愛好する者として大変感謝致します。
来年は雅風展が40回目となり、大きな節目として盛況なものになるように努力致します。各地域で開催されます各雅展も同様に注目して頂きましたら幸いです。
少し気になった単品の盆樹たち
※ 美男葛、美男桂 (びなんかずら、びなんかつら)について
サネカズラの別名
Que 美男+葛 or 桂、どちらがほんとなの ?
① サネカズラ → http://ja.wikipedia.org/wiki/サネカズラ 参照
サネカズラ(実葛、学名: Kadsura japonica)はマツブサ科サネカズラ属の常緑つる性木本。ビナンカズラ(美男葛)ともいうが、これは昔、つるから粘液をとって整髪料に使ったためである。
古歌に、
「名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな」
(藤原定方、百人一首25/後撰和歌集)
② 葛(くず) → http://ja.wikipedia.org/wiki/クズ 参照
クズ(葛、学名: Pueraria lobata または Pueraria montana var.lobata)は、マメ科クズ属のつる性の多年草である
③ 桂(かつら) → http://ja.wikipedia.org/wiki/カツラ_(植物) 参照
カツラ(桂、学名:Cercidiphyllum japonicum)は、カツラ科カツラ属の落葉高木。
中国の伝説では、「桂」は「月の中にあるという高い理想」を表す木であり、「カツラ(桂)を折る」とも用いられる。しかし中国で言う「桂」はモクセイ(木犀)のことであって、日本と韓国では古くからカツラと混同されている(万葉集でも月にいる「かつらをとこ(桂男)」を歌ったものがある)。
Ans どちらでも可
上記の①②③のとおり、学名は①で、ビナンカズラ(カツラ)は呼称であろうと思う。
名詞(呼び名、呼称)の表記にそれらの意味すること(実体様子・使用目的)や発音、二次的な比喩によって現在の二通りに至っているものと思う。
貴方はどちらを使うのでしょうか・・・
③と発音に優しさがあるようで「美男桂、びなんかつら」が好きです。 (係り)