雅風展の審査に関する重要なお知らせ
雅風展は来年1月で50回という節目を迎えます。小品盆栽も、培養技術の向上と長い年月を経たことで随分立派なものが増え、サイズも年々大きくなってきています。中には20㎝を超えるものもあり、当然そういう立派なものが小品盆栽として雅風展に出展され、上位入賞を果たしているのが現状です。
一方で、小品盆栽は樹高(もしくは上下)が20㎝以下のものという認識が定着しており、海外でもSHOHINとして楽しむ愛好家がどんどん増えています。
この状況を踏まえ、協会として、今後も小品盆栽がさらに普及発展していくためには「小品盆栽」をきちんと定義し、雅風展での審査についてもこれに則って行うべきであるとの認識のもと、組合さんと実行委員会の中で5年以上議論を交わしてきました。
節目となる今回の50回展より、下記のとおり、雅風展の審査基準を一部変更し運営することに決定いたしましたのでここにご報告申し上げます。何卒皆様のご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。
1.「小品盆栽」= 樹高(もしくは上下)が20㎝以下のものと定義する
2.雅風展出展に関して、貴風盆栽棚飾および貴風盆栽床飾部門を新設し、20㎝を超えるものについてはこの部門で応募していただく
3.雅風展は小品盆栽展であるという観点から、内閣総理大臣賞は小品盆栽席飾りの中から選ぶこととする
公益社団法人全日本小品盆栽協会理事長 桝見 朋広